私の哲学、倫理、思想
ここでは私岡野の哲学、倫理観、思想についてご紹介します。
質問者:今の岡野さんとはだいぶ印象が違った(昔の)様子ですかね?
(※昔は協調性が無いということとはっきり言ってわがままで人の言うことを聞かない性格だった)
岡野さんのイメージだといつもこう必ずありがとうっていう言葉をおっしゃって
くださると思うんですけど当時は全然そんな事もなかったのですか?
岡野:(昔は)一切、無かったですね。
大きな転換は、私自身が小さい頃から金持ちになりたいという動機がありました。
人に使われるより社長になりたいと思ってなったのですが、30歳の時に倒産という大失敗をしてしまい、
そこで世の中とはこんなにも厳しいものかと思い直し、それから考え方を変えました。
(倒産により)自分は間違っていたということに気がついて、まずは自分を否定してから、
ちょとづつ人の言うこと聞いてみようと思い、今日までいろんな事を経験させて頂き、
(その中で)『自分も大事だけど人はもっと大事ではないかな』
『人のおかげで自分が生きている』ことがよく分かりました。
(それが分かったのは)私勉強しました11年間。
その中で国家資格7つとその他資格3つ等計10の資格を持ちました。
(その資格で勉強したこと及び関わった人たちから)
一番大事な事は『人に愛情を持って接する事が、人間社会一番大事なこと』じゃないかということを
気がつき、自分の言い分よりも相手を尊重する方が大事(尊敬)だと思い
電話でも、メールでいつもありがとうと言っております。
※岡野の昔については
私を育てた両親、兄弟
5子供時代はどんな自分の動画参照のこと。
質問者:(岡野さんにとって)『生きる』ということはどういうことですかどういうことですか
岡野:偶々、お客様の中で東京帝国大学医学部病理学の教授がいらっしゃいます。
その人が約1年半教えてくださいました。
その中で『学ぶ』ということを教わりました。
『生きる』っていうことは『学ぶ』ということ。
『学ぶ』というのは人のためじゃないんだ
自分のために『学ぶ』んだということを教えてくださいました。
『学ぶ』ということは『学ぶ』ことによって自分の人生を豊かに出来るということです。
その『生きる』って事は自分は楽しくなるということと幸せになれる。
その基本を分からないと無駄な一生を過ごすと思います。
私倒産する前、埼玉県新座市野火止平林寺(座禅で有名)に行った時、
『たった一度の人生、たった一人の自分、本当に光輝かせなかったら生まれてきた甲斐がないじゃないか』
というものがあり写真を撮りました。
たしかに一度の人生だと自分一人だと思う。
だけど、何もしなかったら光輝かせることができない。
その裏側になぜ『生きる』、なぜ、人は頑張らなきゃいけないか、そこに理由があると思う。
その言葉をを座右の銘としています。
質問者:お酒とか一切飲まれないのですか?
岡野:付き合いとかでは飲みますよ。それは。
飲まないことはないんですけれど、
お酒で物事は解決しないこと知ってるんで・・・。
飲んでやろうとすることに解決することは一つもない。
それよりも勉強することのほうが解決します。
僕はそこは普通の人とちょっと違って失敗した時こそ勉強しています。
無我夢中で勉強するのが得意技。
質問者:普段、食事とかどうなされているんですか?
岡野:自分で全部。
(朝昼晩)三度ちゃんと自分で作って・・・。
ご飯も炊いて、みそ汁は娘がやってくれていますが、
後は、自分でチャチャチャと・・・。
別に他人に飯を作ってくれないのかということはあまりが言わない(です)。
質問者:家族の形っていうのは、私のイメージしていた岡野家と大分食い違った感じ
(で驚きでした)。
岡野:他人。家族も言ってしまえば他人ですから。
ああしろ、こうしろと言うんじゃなくて、自分たちの時間に合った(ペースで)、
僕はもう自分ペースで(良いと思う)。
質問者:それぞれが自分のことは自分でやる・・・(という形ですか)?
岡野:そうそう、そうです。
本当に自立です。
時間的な場所的な所で言うと、
ガチっと枠の中で生きる生き方も必要ですけれども、
「志」というのは無我夢中で生きなきゃ「志」なんて実行出来ない(と思う)。
「そのために何をすればいいか?」とか、
「志」が無ければ、(「志」が)有るなというように
仕事はそこに醍醐味が有るような気がする。
「志」が有ってこそ、「仕事」が有って、「喜び」が有って、
人を幸せにする為に生きていくんじゃないでしょうか。
仕事はそこが原点じゃないでしょうか。
売る為にあるんじゃ無い(と思う)。
会社というのは、そこをスタッフに分かりやすく挙げて、
「なぜ、この会社、商品を作ったんだろうか?人を幸せに作ったんだよ。」と、
その原点がわからないと、ノルマだけが優先されて、「お前、ノルマ達成しなかったな。」と、
そういうのは(会社として)本末転倒じゃないかなと思う。
質問者:ここ数年の csr というのは、企業として社会の責任みたいなものがある
という話がありますよね。
そこが普通ですよね。
会社ってどうやってその社会に還元して人の役に立てるのが一番重要・・・(ですよね)。
岡野:そうそう。
それが分からないと
俺は会社って、売上げをしなければ・・・(いけない)。
相手にね。
飲みたくないものを飲め飲めというのと一緒ですよ。
買え買えっていうのと。
逆だと思います。
相手に何がニーズがあるか。
調べて。
「こういうことをしてあげたいな。」
というしてあげたいなということに思いがあって、人を幸せにして喜んでもらいたい。
(それが大事)
質問者:岡野さん自身がしっかりしていて、かつ実行できるだけのパワーもあるからこそ
社長という道が一番しっくりくるんですね。
どうしても別の会社に勤めるっていうとそこの考え方に添わなければいけない。
自分がやりたい。
相手ためを思ってってことができないってことが発生してくる。
まあだからこそ、岡野ケアというものが有って
岡野ケアを通じて岡野さんは社会に対して自分の役目を果たしていると。
岡野:岡野ケアって、勉強とか会議とか一切ないんですよ。しない。うちは。
何故か(というと)、人の為にやったってつまらないでしょ。
勉強は自分がやった方が良いでしょ。
会議・ミーティングはしない。
何、そんな俺の話聞くよりも、自分で聞いた方が一番覚えるよ。
質問者:自分が必要と思ったものをやりなさいと。
岡野:そうそうそう・・・。
なぜ、そんな時間ね。朝早くミーティング、夜遅くまでミーティング。
ちょっと、それ自分の生き方として違うんじゃないのって。
自分のやりたいこと分からなければ、自分(岡野)に聞いても良いし、他の人に聞けば良い
(と思う)。